きもの
「着物あとさき」青木玉(新潮社)
図書館の書架に並ぶ、趣味の好い着物で微笑まれている年配の女性の写真が表紙の本を手に取りました。
「母を見送って十五年になる。」と言う書き出しで始まるこのエッセイ、着物がお好きだったお母様の思い出が綴られています。表紙の写真の姿そのままの、しっとりした文章が心地よく、拾い読みをしていくと、そのお母様とは作家の幸田文さんだと言うことがわかりました。
私の母は幸田文さんが好きで、亡くなる間際まで本を手元においていましたが、私は母の心の中をのぞくような気がして、その本を読む気になれませんでした。
エッセイの中の幸田文さんは作家ではなく、清々しく家事をこなされる素敵な女性です。昭和よりまだはるか遠くになった大正の女性の気持ちにふれてみたくなり、あわせて「きもの」幸田文(新潮文庫)を借りて帰りました。ここで逢ったのも何かのご縁ですから。






すみません、ちょっと気になるのでムスメのために"てるてるぼうず"を貼らせてもらいました。→




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