映画の日の昨日は、ムスメと午後に待ち合わせて映画を観る約束をしましたが、あまり時間がなかったので、一番、駅に近い京都シネマにしました。
ムスメはいつもシネコンばかりで、ミニシアターの映画はあまり興味がなかったのですけど、「戦場のアリア」は"おすぎのおススメ"だったそうです。場内に入るなりスクリーンを見て「わー、ちっちゃい!」と驚いていました。
第一次大戦中のクリスマス・イブに前線各地で実際に起きた、フランス・スコットランド連合軍、ドイツ軍の兵士による<クリスマス休戦>という出来事の物語化です。
綺麗な映画です。でも、観終わった時に、私はやや物足りない気がしました。少しうとうととしていたので、見逃した場面がたくさんあったからか・・・。(^^;
あとでパンフレットを見ると、監督インタビューで、《本作は史実が基になっていますが、映画化にあたって、もっとも気を配った点は?》と言う問いに、《フランス軍、ドイツ軍、スコットランド軍の、それぞれの陣営に平等な視線をそそぐことです。ですから、印象的なキャラクターをそれぞれに配置し、観客が感情移入しやすいようにしました。歌にたとえるならば、誰かひとりが主役でソロパートを担うのではなく、複数でコーラスを奏でるような感じを目指したんです。》と答えられています。
ソプラノとテノール歌手の二人が、凍える戦場で聖歌を歌う場面も、スコットランド軍の司祭(兵士の面倒をみるために志願)による、戦場での宗派を超えたミサも、劇的なものではなく、ひととき取り戻した人としての感情が、そこに集う人たちを自然に寄り添わせたというふうに思えました。
ソプラノ歌手役のダイアン・クルーガーさんのインタビューに《いわゆる「戦争映画」とはまったく趣を異にした作品なので、観て驚く人もいるのではないでしょうか。》とあります。
それについては《そうね。映画を観る前はどうしても、『ああ、また戦争映画か』って思われてしまうかもしれない。でも実際にこの作品は戦争自体ではなく、むしろ平和や希望を描いている。だから観た人がそれを語ることによって、クチコミでもっと観客が増えてくれることを祈るわ》と話されています。そう、静かな訴えなのですね。
あとドイツ軍将校役のダニエル・ブリュールは、「ラヴェンダーの咲く庭で」での、天才ヴァイオリニスト役は、役柄のせいもあって、あまり好きになれないなと思いましたが、この映画では精悍な雰囲気で、同じ人とは思えませんでした。
それと、この映画も歌は吹き替えですが、まだそんなに違和感はありませんでした。
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