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February 23, 2012

「森と湖の神秘の国」

 最近、何かで聞いたことに、PAC(兵庫芸術文化センター管弦楽団)の定期会員は4000人超だとか。芸文センターの大ホールは2141席で、定期演奏会三日分ですが、残った席も、毎回ほぼ完売だそうです。^^

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 西宮に着いたら良いお天気だったので、えっ?という感じでした。当日は、曇り空で気温も低くなるような予報でしたから、演奏会前にブラブラ歩くのはやめておいて、ホールの近くのショッピングモールに寄ることにしていました。そして今月はオール・シベリウス・プログラム(→曲目解説)で、指揮者さんもフィンランドからお見えになります。そんなことで、お昼ご飯もフィンランドつながりのお店のランチと決めていました(笑)。
 フィンランド料理というと、「世界一まずい」と言った人がいるそうなのですが、私にとっては豊かな食の記憶の一つです。
 以前、こちらに映画の「かもめ食堂」の日本版のようなお店がありました。フィンランドに留学されていた店主さんが、向こうで食べられた家庭料理を、たぶん見よう見真似で始められたのではなかったかと。
 何となく覚えている、初めて食べた耳慣れない名前のお料理は、ほとんど味のついていない、ボイルしただけのソーセージだったような…。それでも、何年も続けていかれるうちに、美味しいコース料理を出される評判のレストランとなり、メニューに並ぶザリガニやトナカイといった食材に異文化を楽しませてもらいました。残念ながらどちらも季節商品で、いただく機会がなかったのですが。
 初めてそのお店に行ったときは、まだ中学生でしたが、子供だけでも入ってもいいことになってました。今思えば近所だからというだけではなく、店主さんへの信頼だったのでしょうね。大人になってから知ったことに、フィンランドへ留学生を送るお世話や友好活動もされていたようです。
 中学生のことですから、珈琲しか注文しないで、延々とおしゃべりしていたと思います。でも、嫌な顔もせずに長居させてくださっていたのですね。
 最後に、そのお店のお料理を食べたのは、もう20年ほどになります(閉店されました)。今でも時々思い出すのは、よく熟したトマトをキンキンに冷やしただけのサラダです。お昼の6000円くらいのコースでしたが、白いお皿に盛り付けられた真っ赤なトマトの色と味だけが記憶に残りました。
 そして、この日のランチに食べたのは、サーモンとポテトのグラタンです。一口食べた瞬間、ずっと前に食べた「フィンランド料理」の味を思い出しました。ごく普通のグラタンなので、何が違うといわれても説明できないのですが。
 今でも、ロンドン・ローマ・パリほどは、お気軽に旅行できないでしょうけど、ムーミンの故郷として想像をふくらませた「森と湖の神秘の国」は、少し身近になったでしょうか。^^

 PACの定期のお客さんは、いつでも惜しみない拍手を送られるので、反応が分かりにくいところがありますが、今回も、良い演奏だったのではないでしょうか。私はフィンランドの自然のイメージがふくらんだカレリアが一番好きな演奏(曲)でした。^^

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