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April 30, 2011

青丹よし奈良の都は…

 奈良といえば鹿ですね。表紙は正面から見たところ、背になる部分は横から、では裏表紙は…。こんなお茶目なところに、まず気づくべきでした(笑)。
 旅行のガイドブックとは一味ちがいますね。「鹿男あをによし」(万城目学) 、「まひるの月を追いかけて」(恩田陸) 、「早春の旅」(志賀直哉) 、「古寺巡礼」(和辻哲郎) 、「殯(もがり)の森」、(監督・河瀨直美)等々この何年かに話題となったものを中心に、作品の舞台となった場所が紹介されています。
 「作品を作品たらしめている場所を、作者や監督の気持ちになって訪ね歩く、というテーマ」だそうで、観光案内のための本としては写真が地味です。主役は紹介されている本や映画ですね。旅に出る前に、作品に表されている世界に浸ってみたくなります。
 《私なら、この「奈良」を語る》では、地元で活躍される、さまざまなジャンルの方から寄せられた思い入れのある場所からは、生活している人にしか分からない空気のようなものも伝わってきます。
 Yomiarukinara
 発刊された奈良県立図書情報館館長の千田稔氏の対談《いかにも奈良らしいということ。》の中の「僕が最近よく口にすることばのひとつに『奈良を第二の京都にしたらあかん』というのがあるんです。」には、思わずうなずいてしまいました。
 同館は、2005年開館の新しい施設ですが、2009年に「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」優秀賞を受賞されたのだそうです。同館のサイト内の図書館司書のオススメスポットマップにある「宝の山Ⅰ・Ⅱ」には顔がほころんでしまいました。行く機会のなさそうな場所にあるのですが、ぜひとも宝探しに出かけたくなりますね。(⌒・⌒)

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Comments

奈良を第二の京都にしてはいけない。
何となくですが分かるような気がします。
ただの観光地ではなく
人々の生活も含めて
文化の違いがあるはずです。
そこを,きちんと理解して歩く。
鵜呑みにするんではなく
比較することも視点として大事ですね。

Posted by: ウルマン | May 01, 2011 00:30

こんにちは
 京都・奈良にもいったことがない私
 そういう人にぴったしの本だなぁ。
 まずは、読んで興味をもったところから
 いろいろと知りたいです。
 小説の内容も想い浮かべて・・
 忘れているので、もう一回よまないと

Posted by: pauchin | May 01, 2011 10:21

ウルマンさん、こんにちは。

京都も都が東京に移って、産業も衰退の一途になるのを、観光にシフトして踏ん張った結果ですね。

今のリニアの誘致合戦(ほぼ負け戦ですが)も、どうなることかと思っています。山田京都府知事が知事会会長になられて、少しは優勢になるのか…。

Posted by: winter-cosmos | May 02, 2011 19:13

pauchinさん、こんにちは。

やっぱり、奈良はよいところです。
「鹿男~」の原作も面白そうですね。色々、読みたい本ばかり増えてしまいます。

100円でゲットできるかな~(笑)。

Posted by: winter-cosmos | May 02, 2011 19:15

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