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March 21, 2011

「太鼓打つ子ら」

 昨日は兵庫芸術文化センター管弦楽団 の定期演奏会でした。今回はSF交響ファンタジー 第1番(伊福部昭)、プレイゾーン組曲(山下洋輔)、鳥は星形の庭に降りる(武満徹)、飛天遊 (松下功)と日本の作曲家の作品ばかりです。

 震災の当日、指揮者の岩村力さんは仙台フィルと青森におられたのだそうです。帰路、被災地の様子を間近でご覧になられたあとだけに、今回の演奏会への思いは強かったことでしょう。
 1曲目のSF交響ファンタジー は映画「ゴジラ」のテーマとしておなじみの曲です。プレトークのときに、このような状況のときに演奏されるについては、かなり議論になったいきさつを話されました。「暗く重い曲」と言われましたが、破壊された町を連想してしまいますから。でも、本当に実演で聴く機会の少ない曲ですし、楽しみにしているというメールなどが直前まで寄せられたのだそうです。 そして映画の背景にある反戦・反核の思いも忘れてはいけないということ。演奏するからには最高のものをということになったのだそうです。

 渾身の1曲だったと思います。映画で流れていたものよりも洗練された雰囲気でした。それでいて、お一人お一人の気迫が伝わってきます。今回、パーカッションに京響の元主席がエキストラでこられていました。バスドラム(ゴジラの足音)etcを担当されてましたが、昭和の子どもとしては楽しい演奏だったのでは、などとも思ってしまいました。(^^

 林英哲さんの和太鼓も、いうまでもなく素晴らしかったです。プレイゾーン組曲の作曲はジャズプレイヤーである山下洋輔さんですからジャズの雰囲気も楽しめて、和太鼓の表現を余すことなく盛り込んだ曲という感じがしました。
 4曲全部がメインといっても良いような内容で、もう、これだけ聴かせていただいて、まさかアンコールはないだろうと思っていたら、普通の大きさの和太鼓がステージの中央に運ばれてきました。
 「太鼓打つ子ら」という民謡に林英哲さんが付けられたという歌詞を朗々と歌われました。めぐまれない状況の子どもらに太鼓の指導に行かれるときに演奏される曲だそうです。元々予定されていたのだそうですが、これには大人も励まされました。
 芸文センターでも、予定されていた海外から来られるアーティストの公演は中止です。今回の演奏会のプログラムが日本を代表するお二人だったということは幸運でした。

 さすがに昨日はフラフラ歩く気にはなりませんでしたから寄り道はしてません。行きが4時間ほど遅い電車なので時間帯のせいかもしれませんが、いつもより阪急は混んでいました。大きなキャリーバッグで、空港とは関係のない駅で乗り降りされた方を見ると、しばらくこちらに身を寄せられるのかなと思ったり。
 12日から21日までの間、こちらは「伝統産業の日」で、キモノでお出かけすると市営の地下鉄やバスが無料になります(要優待券)。雨降りの予報でしたが、地下鉄なら、そんなに心配も要りません。無料になった運賃分だけ降車駅で義捐金箱に入れさせてもらいました。ホールにも義捐金箱が設置されていて、少しですが協力させていただきました。Oth_pen66 いずれにしても今だけの取り組みで終わったりすることはないでしょうし、わずかずつでも継続的にできることをしていきたいですね。

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