« 紅葉見頃 | Main | 石積みの門前町 »

November 24, 2010

「大津は国際航路の終着港」

 10月に関西1ディパスで大津に行ったとき、ミシガンの船着場に「大津港」と書かれています。湖に港というのが、なんとなく不思議な気がしました。
 それからしばらくして、この本を見つけたときには、本当に“目からウロコ”でした。(^^;

51n8qmp9nwl__sl500_aa300__3

第1章東西南北を結ぶ琵琶湖
第一節日本海ルートの終着点としての琵琶湖
一、近江大津宮の歴史的背景
(前略)大津宮の周辺にあたる大津市の三井寺から坂本あたりまでの地域では、六世紀前半頃から柱を塗り隠す現在の土蔵のような建物(大壁建物)やオンドル(朝鮮半島や中国の東北部で普及している床下暖房設備)に似た施設、簪や腕輪といった装飾品など、当時の日本列島ではほとんど見られない遺構や遺物が多数見つかっています。これらはいずれも朝鮮半島系の文物であり、朝鮮半島系の渡来系集団が居住していたことを示すものなのです。文献史料からも、倭漢人系の「志賀漢人」と呼ばれる集団であったことがわかっています。(後略)
二、ミナトは八十あり
(略)
三、大津は国際航路の終着港
(前略)当時の日本にとっての国際的な航路としては、玄界灘―筑紫大津―瀬戸内海―難波津と日本海―越―琵琶湖―大津の二つがあり、国内の貢納物輸送に関してもおびただしい量の物資が大津で陸揚げされていたことがわかります。つまり都からみた瀬戸内海ルートの最後の港が難波津で、日本海ルートの最後の港が大津であったのです。
 このようにみてみると、なぜ大津に曰佐(通訳)が居住する必要があったのか、なぜ大津に宮が置かれるようになったのかが理解できます。琵琶湖には「湊は八十あり」といえども、日本海ルート終着点にして最大の港は、「大津」であったのです。
※平安時代です

 なんだか面白そうです。ということで、“そうだ大津、行こう!”となりました。
 それが、昨日の午前中は曇っていて冷たい風が吹いていたりで、グズグズしているうちに、お昼をだいぶ過ぎてしまいました。
 今回は「京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット」(1000円)の旅ですが、とても予定していたところはまわりきれないだろうと思いながらのスタートでした。

 まずは京阪の「三井寺駅」から琵琶湖疏水沿いを通り、三井寺はサクサクと通り抜けて隣接する大津市歴史博物館へ。23日が最終の特別展示がありましたが、観ている時間はありませんから「展示案内」を買って、次は「坂本駅」へ行って穴太衆積みの石垣のある町並みを。
 滋賀院門跡のあたりまでぐるっと歩きいて、創業280年の老舗のお蕎麦を食べて温まり、次は駆け足で石山寺へ…行くはずが。(^^;
 「石山寺駅」とまちがって、二つ手前の「京阪石山駅」で降りてしまたことに、駅前の地図で気がつきました(泣)。

 もう暗くなってきたので帰ろうかと思いましたが、持ってきたパンフレットを見ると瀬田の唐橋は「瀬田の夕照」と名高いのだそうです。そして一駅向こうの「唐橋前駅」に行きましたが、ついたときには完全に日が沈んで、駅前も真っ暗でした。(^^;
 橋から駅に戻る道をとぼとぼ歩いていると灯りの点いているところがあり、陶芸のお店です。
Cafm6u8r せっかくですから、かわいいマグカップを買うことにしました。奥様が温かいお茶を出してくださったので椅子に座ると、ご主人が出てこられ色々お話しを伺いました。そして紅葉は石山寺の方が力を入れられていて、ライトアップと狂言があるとチラシをくださいました。

 それで気を取り直して、石山寺にむかうことにしました。遅くなるので、学生さんが演じられた狂言は少し観ただけですが、ライトアップした紅葉が思いのほか美しく、暗い夜道をテクテク歩いて行ったかいがありました(笑)。

071031042
065023024
055053013

 ライトアップした紅葉は、残念ながら、あまり撮れてません。本当に何をしに行ったのか、わからないことになってしまいましたが、三井寺は桜の時期の方が美しいそうなので、春にもう一度行こうと思います。
034_2

|

« 紅葉見頃 | Main | 石積みの門前町 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「大津は国際航路の終着港」:

« 紅葉見頃 | Main | 石積みの門前町 »