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October 11, 2010

「新刊書の後ろに広がる古書の海」

 Wind Calmさんの《偉いぞ「日本の古本屋」》を読ませていただいて、少し前の京都新聞に掲載されていたコラムを思い出しました。

若者と古書》[京都新聞 2010年10月01日掲載]

欲しい本がことごとく絶版になっている現状に驚いた。「新刊書の後ろには古書の海が広がっている」

 最近、古い着物をドレスやカジュアルなシャツにリメイクした作品を、見せてもらう機会が何度かありました。厳しいことを言うと、新品の友禅染のシルクを使ったアロハシャツが、同じか、まだ、もう少し安い価格で売られている現実を考えると、これは商品とはなりにくいかなと。
 何度も袖を通してない晴れ着をドレスに仕立て直すとか、思い入れのある着物の生地を何かに生かしたいと形を変えるのもいいかもしれません。ただ、手作りの一点ものになるだけに、それなりの値段付けがされています。古着の中から美しい素材を見つけ出して、一針一針に思いをこめられた作品は、お金に換算しない方がいいのかな…とぼんやり考えながらの帰り道でした。
 もう、かなり前になりますが、ちょっとしたスペースに手作りの小物を並べて始められた「趣味の店」は、100円ショップに淘汰されてしまったようなときがありました。簡単なアクセサリーでも材料費は100円以上かかりますから、勝ち目はありません。(^^;

 でも、いつからのことでしょう。少し使っては捨ててしまうような物に囲まれて暮らすようになったのは。消費の拡大も大事でしょうけど、その結果、自分で自分の首を絞めているような。

 大手チェーンは小型店を閉め、都市中心部で売り場を大型化する。電子書籍やインターネット通販に対抗するためという。
 古書店にも逆風と思えるが「電子化から漏れ、店頭に並ぶ本の入れ替わりが早い時代だからこそ僕らの出番」と構える。経営は大丈夫?との心配をよそに、仲間と市を開いたり、古書カフェ地図を計画したり楽しそうだ。

 先の若い人たちの取り組みは「格子から差した光」なのかもしれませんね。

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Tracked on October 23, 2010 at 01:26

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