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September 13, 2010

「豪快、そして繊細…。渾身の『惑星』!」

 昨日の阪急沿線テクテクの旅の続きです。兵庫県芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会に今シーズンも通うことにしました。昨日のプログラムは武満徹の「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム-5人の打楽器奏者とオーケストラのための- 」、それとホルストの組曲「惑星」 op. 32 。指揮は佐渡 裕 、パーカッションは 打楽器アンサンブル・ネクサス、女声合唱は神戸市混声合唱団です。

Pac_2

 ホールに入ると正面の2階席右方向・左方向からステージ上のスタンドに向かって赤・黄・白・水色・緑のリボンがたらしてあります。PACの5歳のお祝いの飾りつけ?と思った人は私だけではないと思います(笑)。
 ステージの上に楽器はセッテイングされているのに、曲が始まっても5人のメンバーはおられません。尺八を思わせるフルートのソロに続いて、どこからか穏やかな鐘の音が聞こえます。宗教儀式の時に使われるのを見たことのあるような鐘というより鈴(りん)でしょうか。リボンと同じ色の衣装を、それぞれ身にまとったメンバーが1階席の後方から打ち鳴らしながら、ステージに向かって進んでいかれます。この演出で、すっかり曲の世界の中に引き込まれてしまいました。

 1990年にカーネギーホールが100周年を迎えるにあたって委嘱された曲で、「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」というタイトルは詩人の大岡信の詩の一片を英訳されたものだとか。そして「ミー」というのはカーネギーホールのことだそうです。
 佐渡さんのプレトークとプログラムの解説によると、ステージ上のリボンは、チベットの遊牧民による「風の馬」という占い(儀式)で掲げられる旗の5色を表していて、それは曼荼羅の中核を形成する五仏の色彩で「青=水、赤=火、黄=大地、緑=風、白=それらの統合であり、空・空気・エーテル・無の象徴」を表現しています。演奏するにあたっては、スコアーに衣装や楽器の設置等々の細かな指定がされているそうです。

 曲全体は、13のセクションにわかれていますが、楽章は一つのようで30分余りの曲が休みなく演奏されます。リボンの先にはシカケがあって、鐘の音の余韻を息をひそめるように聴くうちに静かに曲は終わりました。日本の曲というよりガムラン音楽のように聴こえる場面なんかもありますし、CDで聴いたらどんなイメージが浮かぶでしょうね。現代音楽というと敬遠しがちですが、これは本当に美しい曲でした。

 惑星は有名な曲なので省略したいですね。(^^;
 とにかく大きな編成の曲なので、あちらこちらの楽団の主席奏者の方々が来られていました。東京交響楽団からコンサートマスターとHr主席・Tp主席、東京フィルハーモニーから2Vn主席・Va主席・Cb主席、紀尾井シンフォニエッタ東京Vc主席とCl主席、京都市交響楽団Fg主席、そして元京都市交響楽団のパーカッション主席です。これだけ見ても、早々聴く機会はないだろうなと思ってしまいます。
Cajbeonm  アンコール曲もホルスト「吹奏楽のための第2組曲より第1楽章」と「セントポール組曲より 第1楽章」と2曲もありました。
 撮影禁止のホール内でも、これだけはOKですね(笑)。ただし、次の日にはホールのサイトの公演カレンダーのところにアンコール曲も追加されますから、控えて帰る必要はないのですが。(^^

 前のシーズンは一階席の前から8列目と、ステージにちょっと近すぎたので、今回は後ろよりの席にしました。売り出し初日からずっと電話がつながらなくて、申し込みまで何日もかかりました。相変わらずの超人気で、楽しみな1年になりそうです。(^^;

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