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November 01, 2009

「明日への贈りもの」

 4週連続、阪急電車に乗っています。そろそろ慣れてきたので、あまり遠くに思わなくなってきました。先週に引き続いて、昨日も西宮の兵庫県立芸術文化センターのコンサートです。パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナテイ交響楽団、ピアノはクリスチャン・ツィメルマン、半年ほど前の先行予約でチケットが買ってありました。

 ステージの上に並ばれた楽団の方々は、どちらかと言えば"いぶし銀"のような年代に見えましたが、まず、バーンスタインの「キャンディード」序曲とディヴェルティメントの2曲は、軽くやっつけちゃった感じです(笑)。そしてガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーは、「肉食系」(ベジタリアンの方もいらっしゃるかもしれませんが)とでも言ったらいいでしょうか、アメリカの楽団がアメリカの曲を演奏する、その自然な格好良さに熱くなりました。ツィメルマンのピアノは、仮にちょっとくらいのミスがあったとしても、それも含めての演奏と思えるくらい堂々としたものに思えます。
 では、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」はというと、涙が出るほど美しい風景画を観ているようでした。緩急自在と言ったらいいのか、不思議な演奏だったのですが。名門オーケストラの余裕なのでしょうね。

018 土曜の朝はゆっくりしたいところですが、このお天気でしたから、また早めに家を出て、先に神戸の白鶴美術館に行きました。今は開館75周年記念の秋季展「明日への贈りもの―珠玉の中国・日本美術―」です。
010 その75年前に建てられた本館の美しい白い壁と緑色の屋根は、遠くからでも浮き上がって見えました。
 シンプルな室内は、照明器具がおしゃれなデザインで、アクセントになっています(廊下の方は鶴の模様です)。
011 展示室の入り口です。ここから見た室内はドキドキするくらい素敵でした。天井が高く、光が降り注ぐような窓の外には、紅葉の始まった木々が見え、小川のせせらぎが聞こえてきます。南側の窓に近づくと、高台にあるだけに神戸の町を見渡すことができます。
 珍しい銀器や青銅器が並ぶ中、青銅器と全く同じデザインの陶器の香炉があり、古代中国で陶磁器が金属器に替わって使われるようになったということが実感できました。日本の陶器には"土のぬくもり"のようなものを感じるので、そんなふうには思いにくいところがあったのですが。

 もう少しゆっくり見ていたかったので、このあと新館をサッと見て、戻ってこようと思い、門を出ようとしたときです。その手前の大きな石段が濡れているのに気がついたときには、もう転んでました。右膝をすりむき、手のひらほどの打ち身もできてしまいました(泣)。
Pen1_69  ブーツのつま先の目立つ所を擦ってしまい、ちょっとめげましたが、スカートが破れなかったのが不幸中の幸いです。血のにじんでいるところはスカートで隠れましたから。
 そんなことで、新館は中の様子だけ見て、そのまま坂道を下り、御影駅に向かいました。行きは岡本駅で降りてテクテク歩き(北を向いているのか、西をむいているのかよくわからなくなり)30分余りかかってしまいましたが、今度は10分余りで到着です。
 時間があれば寄っていこうと思っていた駅前のケーキ屋さんに入りました。本店限定というミルフィーユ(↓)を注文したのですが、五重塔のようなパイとフルーツにクリームもどっさりで、たいへんな迫力に驚きました。さすがケーキ激戦区のお店だけあります。(^^;
 いっしょに注文したローズティーのロイヤルミルクティーのふんわり優しい香りに一息つけました。

 次回は、ゴム底の靴をはいて行きます。(^^;

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