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October 26, 2009

物語の舞台は(^^

 一つ前の記事のタイトルは「途中下車の旅」としましたが、昨日のテクテク歩きのスタート地点、「阪急御影駅」は、本当の目的地の「西宮北口」より向こうです。
 以前から、「西宮北口」と「三宮」の間には行ってみたいところがいくつもあったので、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会の通し券を買ったことですから、この機会に少しずつまわれるかなと思っています。

 まずは、春季・秋季の短い期間しか開いていない香雪美術館です。ここは駅の近くに案内表示がありましたから場所を確かめたあと、先に「倚松庵」まで行って折り返してくることにしました。
 簡単な地図は持っていきましたが、実際に歩くとどのくらいかかるのかよくわかりません。川沿いにあるようなので、「住吉川」を目標に東に向かって歩いていくと、想像していたより大きな川(ホタルがいると聞きましたから。それはもっと上流のようですね)だったので迷うことはありませんでした。
007 川沿いにある松の並木道を歩くと灘中学(高校)があり、しばらくして「細雪」の舞台となったという「倚松庵」、旧谷崎邸がありました(対岸です)。サイトで室内の様子は全部見ることができますので、是非ご覧ください。
 六甲ライナーが建設されるときに、今の敷地に移築されていますから壁などは新しく、一部をのぞくと家具や什器も見合ったものをあとから用意されたのだそうです。
023  このテーブルと奥の椅子1脚だけが当時のもので、他の椅子は似せて作られた新しいものです。生活できる状態になっているので、博物館というより普通のお宅にお邪魔しているようでした。
 通りに面していることを感じさせない静かな室内です。ときどき、頭上に見える六甲ライナーが通ると窓ガラスがバリバリ震えますが(驚)。(^^;

 建物を管理されている方と話し込んでしまい、気持ちだけ急いで香雪美術館まで戻りました。こちらも、それほど広い展示スペースのところではなく、30分もあれば、ひととおり観られると思います。今は「茶の湯名碗のいろいろ――唐物・高麗・和物を一同に」です。やや暗めの室内はゆったり鑑賞できる雰囲気で、お気に入りのものがあれば心ゆくまで観ることができます。黒い天目のお茶碗もいくつかあったのですが、照明が反射して見えにくかったのがちょっと残念でした。

 演奏会まで、まだ少し時間がありましたから、駅前のお店で美味しい珈琲をいただいていくことにしました。モダンな外観ですが、黒を基調にした落ち着いた店内で、壁一面に素敵なカップが並びます。
 入りにくい雰囲気があると、クチコミに書いてあるのを見かけましたが、お店のご主人は気さくな方でした。評判の珈琲はブラックでもスッと飲めるくらいすっきりした味です。
 ていねいに焙煎されているのでしょう、買って帰った珈琲豆を家の手回しのミルで挽くとサクサクしています。お水を選ばなくても大丈夫とおっしゃったとおり、家でも美味しく淹れられました。

 そして、演奏会です。結構な距離を歩いたので、ほどよい疲れに、いい音楽です(眠)。(^^;
 30代のソリスト(アレクサンドル・メルニコフ )に20代の指揮者(ケン・シェ)と若いオーケストラで、本当に若々しい演奏のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」でした。ピアノがちょっと雑になるときがあったようにも思いますが、勢いがあるので楽しめました。鳴り止まぬ拍手に、アンコールで3曲も弾かれるというサービスも(3曲目はちょっとだけという仕草のあと)。
 昨日のコンサートマスターは豊嶋さんではなく、ゲストコンサートマスターだったのですが、シェエラザードのソロは熱演でした。他のパートもソロ部分の多い曲なので、演奏しがいがあっただろうなとは思います。
 次回(下野竜也指揮/ブルックナー7番)が、今から待ち遠しいです。(^^

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