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June 20, 2009

The Reader

 「愛を読むひと」を観てきました。Caj997es主演のケイト・ウインスレットがアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞して話題になっていましたから、いつかの「納棺夫日記」といっしょに、こちらの原作本も買ってありました。
 それが読み始めたものの、ハンナと少年の"ひと夏の恋"の描写が、硬い説明的な文章で延々と続くのが鬱陶しくて、「世界が涙した」という感動のラストまでたどり着けません。(^^;
 そんなことで映画は止めておこうかと思いましたが、新聞や何かで見かける映画評では、原作よりも美しいとか良いようにかいてあるし、今日もシネコンのサービスディですから出かけることにしました。

 ハンナは少年の「母親」とまちがわれるくらいの年齢差がある「骨太」な女性なのですが、ケイト・ウインスレットは「タイタニック」(1997年)で見せた意志の強い少女に、さらに迫力が増して堂々たるオバサンぶりです。(^^;
 原作を読んでいなかったのが幸いして、本当に後半の展開は目が離せませんでした。出逢いから8年がたち、法学部の学生となった「少年」は、偶然傍聴した公判で戦犯として裁かれるハンナの姿を見つけます。そのナチスの親衛隊にいたという過去に何があったのか。そして彼女の"秘密"も途中で何となく分かるのですが、人生と引き換えにしてまで隠し通さなくてはいけなかったことなのか、帰ってから原作を読んでも、そう思えました。でも映画では、打算のない真っ直ぐな心をもつ女性の姿を見ていると納得させられそうになりました。原題の「朗読者」なら少年をさしますが、邦題の「愛を読むひと」はハンナなのかもしれませんね。
 思いもかけず過去の罪を問い、癒えることのない傷を知ることになります。是非ハンカチのご用意を。(;_;)

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