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May 06, 2009

「古都」

 今日も雨みたいですね。(^^;
Ca9867zy  この二日、久しぶりに小説を読んでいました。これは、前に買っていた他の本を読んでいる途中で読みたくなり、近所の書店で探して買いました。
 山口百恵さん主演の映画が上映された頃に、一度読んだような気がしますが、それもずいぶん前のことですから。

 当時の京都の暮らしや風俗を、うまく表されたお話ですね。ところどころに説明的な文章があり、「京都」を知りたい人には勉強になりそうです。

 この本になって面目を一新しているのは京言葉である。京都のひとに頼んで直してもらった。会話の全体にわたって懇切丁寧な修正の加えられて来たのを見て、これは容易でない煩労をかけたと思ったが、第一の難点の京言葉が改まって、私は安心した。しかし私の好みで修正に従わなかったところもある。

 新聞に連載されていたときには、この小説を毎日楽しみに読む人は多かったことだと思いますが、京都弁についてひとこと言いたいという人もきっとあったでしょうね(笑)。単行本刊行の際に付けられた、このあとがきに書かれていることを読んで納得しなくもないですが、いくらか読んだところで、目で追っている活字と頭の中に聞こえてくる言葉の違いに気づきます。でも、それは京都弁独特の音便や省略される音、語尾を伸ばすところなんかを忠実に表すとしたら、ひらがなで書くか、漢字にルビをふるしかないです。あと、なんとなくしっくりしない言葉遣いも確かにありました。

 そんなことはともかく、昭和30年代初めの京都の町を本当に美しく描かれていることには違いないですし、子供の頃に年配の人から聞いていたことを思いだし、懐かしい気持ちになりながら読めました。

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