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May 06, 2009

「桃源郷」

 滋賀県の信楽に行ってきました。と言っても焼き物(狸)を見に行ったのではありません。
001 JR石山駅(京都から各駅で4駅目)からバスで30分あまり行くと、山の中に入り車同士がすれ違うのも難しいような道が続きます。
003 しばらくして視界が開けた向こうに、変わったデザインの橋が見えました。終点の「MIHO MUSEUM」は、もうすぐのようです。

007 バスを降りると、まずチケット売り場やレストランのあるレセプション棟がありますが、美術館棟は更に500メートル奥で、この桜並木の向こうには長いトンネルが続きます。
009_2 ひんやりとした空気に包まれるSFの世界のようなトンネルの向こうには、どんな景色が待っているのか期待してしまいますね。

031_2 ルーヴルのガラスのピラミッドと同じ方の設計による、「桃源郷」をイメージして造られた広大な敷地の美術館です。自然の景観を配慮して建物の八割が地下に埋設されていて、ガラス屋根の部分だけが山の斜面に見えているようです。
011 今は「ユーラシアの風 新羅へ」がテーマの特別展示と「中国・ペルシャ」「南アジア」「西アジア」「ギリシャ・ローマ」「エジプト」の常設展示です。特別展示を観ることで、常設展示のそれぞれがつながりを持ち、古墳時代の日本に大陸から文化が伝わっていった様子がわかりやすくなります。
 きらびやかな貴金属やガラスの展示品はドキドキするような美しさですが、特に年代の古い木製品の保存状態の良さに驚かされます(乾燥した気候のため)。
 メイン展示は、今話題の阿修羅像とは対照的な姿のガンダーラの仏立像ですね。ほとんどの展示品がそうなのですが、息がかかりそうなほど近くまで接近して観ることができます。

022 少し段差があるだけで、通路の続きのようにモザイクが展示されています。小さい子供だったら、この上を走り抜けて行きそうです(笑)。展示室の中はもちろん撮影禁止ですが、ここは通路ですね…。上から1枚だけパチリ。(^^;

040 電気自動車がレセプション棟との間を往復しています。吊り橋の上を歩いていると、電気自動車が通るときに少し揺れます(怖)。
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 美術館棟に続く並木の桜は枝垂桜です。帰りに良く見るとほんのわずかですが、かわいい花が残っていました。063
 エントランスホールのガラス越しにも見えていた、真っ赤な霧島ツツジが今は見ごろです。
 敷地内にはカエデの木もたくさん植えられていますし、秋には松の緑に映えそうです。これで山全体が紅葉したら本当に素晴らしい眺めでしょうね。
 秋の特別展示が「オクサスのほとりより 東西文明の架け橋 中央アジア」というテーマです。会期が12月13日までですから、紅葉の進んだ頃にあわせて来るのも良さそうです。
 家を出たときは青空が見えていたのですが、こちらに着いた辺りからポツポツ雨が降り始めていました。お天気とも相談して、次は夕日が沈むところも見られると、なお良いです。

 想像していたものより、はるかにスケールの大きな施設で、1時間近くバスに揺られて行く価値が本当にあったと思います。ただし、これを造るに当たっては、信じられないような大きなお金が動いていることを思うと、少しムズムズするのはなぜでしょう。(^^;

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