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January 19, 2008

あの戦争から遠く離れて

 京都弁護士会の「法律援助を広げる市民のつどい」に行ってきました。時間をかんちがいしていて、前半の弁護士会からのお話はきけませんでした。
 この会は弁護士会で取り組まれている人権救済基金の周知が目的で、その制度を利用された事例として中国残留孤児国家賠償請求京都訴訟の原告の女性がまずお話をされました。中国、日本のどちらの国でも公教育の機会に恵まれなかった方だけに、そのご苦労は語りつくせないものがあると思います。
 続いての講演が「歴史に残る国のふるまい」 日本生まれの中国残留孤児二世が見た祖国―お父様が中国残留孤児として育たれた女性が今日の演者です。

あの戦争から遠く離れて 「あの戦争から遠く離れて」
城戸久枝(情報センター出版局)
 450ページ余りの、10年の時間と大変な手間をかけて書かれた本のように思います。お父様の幼少期から今日、その当時の社会の状況や心の動きを。そして著者の幼い頃の記憶から、この本を書き上げられるに至るまでが綿密に描かれています。
 それが、残念ながら今日のお話の方は、お父様は残留孤児でも"私は普通の日本人です"と話されるばかり(のように私には思えました)で、今度こそ、そこから踏み込んでいかれるかと思うと、また戻ってしまう繰り返し(?)。お話の途中であきらめて、この本を買って帰ることにしました。帯に書かれている「悲惨さばかり強調され、人物の心のひだが語られることのなかった」につなげようとされたのでしょうか…、すっきりしない思いが残りました。

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» あの戦争から遠く離れて・・戦争の記憶 [比企の丘から]
2月9日某新聞の朝刊、(声・主張)欄である本の著者にあいました。 「あの戦争から遠く離れて」の著者、城戸久枝さんです。 この本は昨年の9月に私のブログにコメントを送っていただいたある方の紹介で知り、早速買い求めてたいへんに感動したことから読書感想文をブログで掲載しました。 新聞の記事はWEBサイトにあればリンクできたのですが見つからなかったので切抜きをコピーしました。縮小してありますから読みにくいのですが興味のある方はご覧ください。何を感ずるかは読んだ人それぞれの問題です。 城戸久枝著 情報セ... [Read More]

Tracked on February 12, 2008 20:36

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