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September 18, 2007

私たちの学校

 一つ前の記事で紹介しました、ドキュメンタリー映画の「ウリハッキョ」を観てきました。
 いただいた資料によると、京都市内には初級学校(小学校)が3校と中高級学校(中・高等学校)が1校あります。それが、あの広い北海道には小・中・高が併設された学校の1校しかないそうです。そうすると、まず、気になったのは学費や寄宿舎の経費です。民族学校が授業料収入と寄付で大部分をまかなわれていて、北海道のように12学年で130人と少人数だとすると、各家庭の負担は、かなりの金額になるはずです。そして小さいうちから親元を離れて生活させたり、遠方から通わせられるのは心配が絶えないことだと思います。

 民族学校と言っても、子どもらは朝鮮語で勉強していること以外は、何も変わりはありません。普段の生活も日本の漫画を読み、テレビを見て、日本語で冗談を言い、笑い転げています。ただ(修学旅行で)祖国への帰国を経験して戻ってきた子どもらは違います。日本とは太陽の赤さが違うと言い、優しく迎えてくれた北の人々の人柄や、美味しい食事の数々を楽しそうに話します。その中で(向こうの人と比べて)「僕は日本で毒されているから…」と言った子がいました。実際、私も毒されているので、こんなの、わざわざ日本から来た子どもらだからVIP待遇なんじゃないの…、と観ながら思ったのですが、繰り返しテレビで流された、北の飢えた人々の映像や、ごく限られた情報を刷り込まれているのかもしれません。日本でもそれだけを取り上げれば、何てひどい国なんだろうと思わせるようなことはいくらでもあるはずです。

 3年半の時間をかけられたフィルムだけに、2時間20分と長い上映時間でした。何でもない子どもたちの日常の姿の背景には穏やかなメッセージがあります。国と国との思惑から緊張した生活を強いられている現実を受け入れ、祖国を誇りに思うあの子たちを決して裏切ることのない国であってほしいと思います。そして誇りに思っているか疑問ですが、この国も子どもたちを裏切ることのないようにと願う帰り道でした。

クラーク記念館  同大キャンパスまで、せっかく行ったのですから、少し前の記事で紹介しました、修復中の重要文化財の「クラーク記念館」をのぞいてみました。今月末にお目見えとのことでしたから、まだ少し早かったみたいです。まだ足場が組まれた状態でした。

重要文化財・彰栄館重要文化財・礼拝堂 実際に使用されていますので、中の見学はできませんが、こちらも重要文化財で素敵な建物です。表の通りから入ってすぐの所ですから、通りがかりにでも見ることができます。

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