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June 05, 2007

明日は青空

 映画「日本の青空」を見てあらためて思いました。この憲法は、もう日本に戦争をさせたくない人たちと、戦争をしたくない人たちの気持ちが集まってできたものなんだということを。
 本当にわかりやすく作られた映画です。これなら子どもといっしょに見に行かれてもいいと思います。

 雑誌編集部の派遣社員の沙也可は、偶然知った新憲法の草案の基礎を作った憲法学者・鈴木安蔵の存在を、彼女の目線で追っていきます。ちょっと、とんとん拍子すぎる筋書きかなとは思いましたが、その女性の明るさと行動力に映画が重苦しくならず見せてくれます。
 2005年の「日本国憲法」もわかりやすい映画だと言う印象はありましたが、何か漠然としたものでした。それがこちらの映画では、当時の人たちが新しい憲法をどんな思いで待ち望み受けとめたのか、その気持ちに近づくことができたような気がします。

 まだ当時22歳と言う若さで、GHQの新憲法案づくりに関わられたベアテ・シロタ・ゴードンさんへのインタビューの全文が、映画 日本国憲法 読本にのっています。
―第9条を米軍から押し付けられたということで、いま改憲の対象になっているんですけれど、それについてどう思いますか―と言う質問にベアテさんは答えられています。
 「第9条は全世界のために必要であると思います。だから変えないで、ほかの国々にも教えて、モデルとして認めてもらい、それぞれの国の憲法にも入れたらいいのではないかと思うんです。いまは、チャンスです。日本が平和の指導者になればいいと思うんです。いまはどこに行っても戦争が起こっているので、新しい考え方で、何かしなければならないと思います。恐ろしくなりますよ、ほんとうに。『わあ、危ない、危ない』っていう感じなんですよね。」 

 女性が選挙権を持ったら戦争を放棄する新しい憲法を支持する人に投票する、と言う鈴木安蔵の妻の言葉が、今も変わりないということが示される日はもうすぐです。

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