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March 06, 2007

抵抗感じます

 4日の朝日の社説です「ゆりかご構想 赤ちゃんが助かるなら

 捨てられる赤ちゃんの命を救いたいと、熊本市の慈恵病院が「赤ちゃんポスト」の設置を市に願い出た。親が育てられない赤ちゃんを、顔を合わせず預かる窓口だ。
 児童福祉法などに違反しないかどうか市と協議していた厚生労働省は、認める方針を出した。近々、日本で初めての赤ちゃんポストが生まれそうだ。
(中略)
 生まれたばかりで捨てられ、トイレや道ばたでひとりぼっちで死んでいく悲惨な現実がある。そうした赤ちゃんが1人でも2人でも助かるなら、今回の試みは意味があるのではないか。
 慈恵病院では「ポスト」という、子どもを物扱いするかのような呼び名ではなく、「こうのとりのゆりかご」と呼ぶ。病院の人目につかない一角に専用の部屋をつくり、保育器を置く。だれかがこっそり赤ちゃんを寝かせれば、ブザーで職員に知らされる。
 ゆりかごの設置を進めてきたのは副院長の産婦人科医、蓮田太二さんだ。若い世代に性感染症や、安易と思える妊娠が増えている。職員を中学校や高校に派遣して、命の大切さを訴えてきた。
 結婚を約束したのに妊娠がわかると逃げ出す無責任な男性もいる。カトリックの精神に基づく病院の方針で、妊娠中絶はしない。途方に暮れる妊婦を励まし、赤ちゃんを養子に出す仲立ちもした。
 18歳の母親がトイレで産んだばかりのわが子の首を絞めるなど、この1年あまりの間に県内で3件の生み捨て事件が相次いだ。それが背中を押した。
(中略)
 去年11月にゆりかごの構想が明らかになって以来、慈恵病院には悩む母親たちからの相談が急増している。
 養子縁組や里親は、大きく広がらない。働きながらひとりで子どもを育てる母親に、支援はなかなか届かない。
 国も、自治体も、子どもを抱えて生きあぐねている人たちに冷ややかだ。ゆりかごは、それを告発してもいる。

 これも少し前にネットで見かけた記事です。
[お産は今] 母子 命がけ変わらず(読売新聞2007.02.20)
 病院で出産しても、こんなに危険がともなうのに、人知れず子どもを産む人がいることに驚くとともに悲しくなります。
 「赤ちゃんポスト」と言う呼び名も、壁に設置された金属の扉の、まるでダスト・シュートのようなものを思い浮かべてしまいます。

安倍首相、「赤ちゃんポスト」に「抵抗感じる」》(asahi.com2007.02.23)

ポストという名前に大変、抵抗を感じる。親として責任を持って産むことが大切ではないか。

 とおっしゃったそうです。そのとおりだと思います。でも、それならまず男性の責任を問えるようにするべきだと思います。このままでは、片目をつぶって事実を見られているような気がしてなりません。このニュースを見ても。
→《首相、米決議採択でも謝罪せず 従軍慰安婦問題》(中國新聞2007.03.05)

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

こんにちは。
「男性の責任はどうなっているの?」という視点、とても重要な指摘だと思います。
…と、真面目なことを書いた後に、混ぜっ返すようなことを書いて申し訳ないのですが、「赤ちゃんポスト」っていう単語、安倍首相自身は気がついていないかもしれないけれど、彼が抵抗を感じているのは「ポスト」という部分ではなく「赤ちゃん」という部分なのかもしれないと思いました。彼の好きな「カントリー・アイデンティティ」とか「ホワイトカラー・エグゼンプション」などの後に比べ、「赤ちゃんポスト」はカタカナ度が低すぎるのではないでしょうか。きっと「ベビー・ポスト」だったら、彼は抵抗を感じないのではないかと思ったりします。

Posted by: うに | March 07, 2007 00:40

うにさん、おはようございます。
少なくとも産前産後の女性の身体をいたわるような配慮が周囲にほしいですね。

「ポスト」みたいにわかりやすい単語もだめだったり・・・。煙に撒けそうな言葉がお好きそうですね。(^^;

Posted by: winter-cosmos | March 07, 2007 08:13

こんばんは。
私は「赤ちゃんポスト」という言葉から、真っ先に浮かんだことは、実際にこのようにして病院に預けられた子が受ける心の傷の深さです。

本当の事情がどうであれ、その子には「親が何としてもあなたの命だけは守りたいと思って預けたのだ」と話してやりたいです。
その為にも名称はとても大切だと思います。
「赤ちゃんポスト」では、子も自分の命の重さを感じられないでしょう。
なぜメディアは慈恵病院が名づけたように、「こうのとりのゆりかご」で報道しないのか疑問です。

Posted by: りん | March 07, 2007 19:37

「赤ちゃんポスト」と呼ばれているのは、NPO法人が作られたビデオ「赤ちゃんポスト-ドイツと日本の取り組み」が"文部科学省"に選定されているから?
http://211.120.54.153/a_menu/shougai/movie/020301/06060824.htm
「ゆりかご」は慈恵病院での呼称のような扱いになっているのでは。

 例えば里親さんの望みで実子として届けられたりすることがあったと(可能だったら)すると、その事実は知られないのでしょうけど。
「ゆりかご」に託された子であることが残るというのも、将来的に辛いことになる気もします。

Posted by: winter-cosmos | March 07, 2007 21:16

とにかく慰安婦問題については、小林よしのり著「戦争論2」の「総括・従軍慰安婦」を読んでみてほしい。
あらゆる関連本の中で一番良い。
この問題の全容も把握できる。

Posted by: a | March 20, 2007 13:49

aさん、初めまして。
お名前は知っていますが、今まで手にとってみようと思ったことがありません。
せっかくおススメいただいたのですから、明日、出かけたときに本屋さんをのぞいてみます。
ただ「この問題の全容」がそんなに簡単に把握できるものなんでしょうか?

Posted by: winter-cosmos | March 20, 2007 19:08

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