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February 05, 2007

Home, Sweet Home

 午前のテレビのニュースで、大阪市が長居公園の野宿者を強制排除している様子の中継を見ましたが、あまりに短く事務的な内容に言いようのない気持ちになりました。
長居公園の野宿者を強制排除 大阪市、世界陸上控え(asahi.com)
「説得に応じなかったので、やむを得ず代執行を行った。今後は安心して憩える公園となるよう努めたい」との市長の談話です。
 紙面の方ではもう少し詳しく書かれています。《市職員は昨秋以降、野宿者に対し、「野宿は本来の生活スタイルではない」などと、市の施設への入居を訴え続けてきた。しかし大部屋でプライバシーが守られないことや、入所期間が半年に限られることなどから敬遠され、応じた人は1人もいなかった(中略)市は財政難の中、約15億円(06年度)の野宿者対策関連予算を計上、自立支援センターの入所期限の延長なども検討しているが、目立った成果はあがっていないのが実情だ。》

 別の番組でのインタビューに答えた野宿者が、仕事から(公園の住まいに)帰ってきたらホッとすると話しておられました。金額にすればわずかでも、自分で働いたお金で生活していると言う満足感は代えがたいものがあると思います。

 違う話題ですが、このニュースをネット検索していて見つけました。
柳沢厚労相発言に抗議文 西本願寺、首相宛に送付(京都新聞・電子版)
 西本願寺のサイトを見ましたが、まだ掲載されていないようです。でもこの記事の「国の責務を個人の責任に押し付けかねない重大な問題をはらんでいる」、そのとおりだと思います。これは、最近いろいろな場面で感じることです。
 個人で解決できない問題を抱えて公園に最後まで残られた6人を、排除したから何かが解決したかのような市長の談話に疑問です。

追記(2007.2.6):「厚生労働大臣の「少子化対策」関連の発言問題に関する見解の表明」(西本願寺)

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Comments

こんばんは。
靱公園に引き続いての代執行でしたね。
私は大阪の住人なので、せめて現場に行ってささやかな(たいそうな事はできないかもしれないけど・・・)抗議行動と共に、市のやり方をしっかり見てくれば良かった、とちょっと後悔しました。

でも、国や市にも憤りを覚えますが、ブルーシートで暮らす人たちを見て「見苦しいからじゃま」と感じる人が増えているようでひっかかります。
「見苦しくても」しかたないし、あの人たちもたいへんなのだから~、といった受容力が乏しくなっていくのはさみしいし恐ろしいです。

Posted by: りん | February 06, 2007 at 18:23

りんさん、こんばんは。
 靱公園のときは、ニュースを見ても遠くのできごとのように思っていたと思います。昨日の大阪テレビのニュースを見ていて自分でハッとしました。
 公共のスペースを占有するのは、いいことではないとは思います。でもそんなところに好んで暮らしたい人はいませんよね。
 昨日の朝日に東京都は民間住宅を借り上げて、低家賃で貸し付ける方法をとっていると書かれていましたが、それでも現実は立ちいかないようですね。
http://www.geocities.jp/kouennokai/seimei1.html

気休めでしかありませんが。こちらに何か送らせてもらおうと思います。
〒530-0025 大阪市北区扇町1-1 扇町公園内キタ越冬実現地本部

Posted by: winter-cosmos | February 06, 2007 at 19:07

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