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December 09, 2006

メルヘンではなく

 すぐに帰ってくるのですけど、ムスメが研修でアメリカ に行っていて、夕べは一人ご飯でした。冷蔵庫からいろいろ取 り出し、ホットプレートでジュージュー焼いて、おいしゅーご ざいました♪です。
 ゆっくりできそうだったので、D VDも一枚借りてきました。「ククーシュカ ―ラップラ ンドの妖精―」、この映画、始まるなり、あらすじが紹介 されます。今、戦争をしているロシアとフィンランドの兵士の 2人が、ラップランドの先住民族の女性に助けられ共同生活を 始めるのですが、それぞれ違う言葉を話し、笑ってしまうくら い、なりたたない会話をします。説明しておいてもらわないと状況 が飲み込めないかも。(笑)
 ちょっと驚く展開の話のようにも 思いますけど、それは"自然"と考えた方が良さそう です。すっきり晴れ渡ることのない空に、どこか寒々とした景 色の中、ラップランドの妖精―アンニがとにかくたくましいで す。(^^;
 兵士の遺体に自然にふるまえる情や、傷ついた二人の 兵士との会話、シンプルな暮らしを見ていると、生きることに 理屈なんかいらないと思えてきます。そして本当にあっけらか んとした反戦への訴えです。

 何となくフィンランドつながりで選んできたDVDです 。少し先のシベリウスのコンサートのチケットを買ったので、 最近シベリウスのCDを聴いていました。その中に「トゥオネ ラの白鳥」があります。トゥオネラとは黄泉の国との境を流れ る川の名前です。
 子どものときに読んだ手塚治虫さん の漫画です。「トゥオネ ラの白鳥」を聴くと突然涙を流し、わからない言葉を話 し出す子どもたちが世界中に数人いることがわかり、その謎を さぐるために集められます。そして、その子たちは前世で、軍 に銃殺された一家だったことがわかると言うようなお話でした 。どんな世界をイメージさせてくれる曲なんだろうとドキドキ しながら読んだと思います。そして子どものときは前世や来世 と言ったものも信じていたかもしれませんね。

 この前の日曜の"集い"のときに、壇上にあが られていた子どもさんの一人が、いじめによる自殺について話 されました。死んだら楽になると思っていたがそれはまちがい だった、自殺した人の来世はもっと苦しみが待っていると知っ た。だから死んだらいけないんだ・・・。
 それに対し て大江健三郎さんは、ダンテの「神曲」を読みなさいとおっしゃられました。 自殺と言うのは、自分を殺すことであり、人を殺すのと同じく らい悪いことである。自殺すれば身体はなくなってしまい生ま れかわることはない。今を大事に生きなさいと。

 すみません、とりとめもない話を。でも、まず素朴に生 きろと言うことなのかなと今は思っています。

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