つなぐ―次世代へのメッセージ
「憲法と人権を考える集い」に行ってきました。早くからたくさんの方が並ばれて、開場の時刻にはあふれる人の列です。二百人は会場に入れなかったのではないでしょうか。ロビーにモニターがあったので、そこで数十人は場内の様子を伺うことができましたが。
講演「私らの憲法―本当に自分のものにするために」講師は大江健三郎さんです。話題の中心は、やはり教育基本法の改定についてでした。1935年に生まれられた大江さんが、戦後の新憲法や教育基本法をどんな気持ちで受け止められたのか、そして戦後60年の間、護られてきた教育に対して今の危機感、さらにこのまま改憲へ突き進んでいくことへの大きな不安。現状では議会的には勝つことができないけれど、現行の基本法を心の中に持ち続けていくようにおっしゃいました。具体的には基本法自体は短いものなので、リーフレットを作って胸のポケットにいれましょうと。
会場で大江さんの新刊のエッセイ集「『伝える言葉』プラス」(朝日新聞社)を買いました。その中に、この前買った「なぜ変える?教育基本法」辻井喬・藤田英典・喜多明人 編(岩波書店)にも収められていた《「教育の力にまつべきものである」―改正案から欠落している一句―》(『世界』2006年7月)が収められています。今日の講演の内容の大筋はこの中に書かれていることでした。
二部の応募作文の入賞者とのフリートークでも思いましたが、場をなごませるのが本当にお上手で、心の中に小さなともし火をいただいて帰ったような気がします。
日弁連の教育基本法改正法案についての意見書が、大変良い文章のように話されていました。ご一読ください。→こちら
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