なぜ変える?教育基本法
「なぜ変える?教育基本法」辻井喬・藤田英典・喜多明人 編(岩波書店)2006.10
新聞で紹介されているのを見て、今日買い物に出かけたときに買ってきました。帰りの地下鉄の中で読みかけて、まだ、初めの方しか読んでいませんが、それでも十分、納得のいく内容です。
伝統を大事にしろ、そして愛国心を教えろという。これは非常に不思議な議論なのです。愛国心とういのは教わったら持てるものなのでしょうか。これもまた、「納得」の社会からまったく隔絶している教育のシステムのありようです。
私は、その点については、この教育基本法の改正を求めている政治家たちに言いたい。あなた方は偉いのだから、愛国心を持てるような国をつくってください。そうしたら、基本法に書かなくたって、みんな愛国心を持ちますよ、と。愛国心を持てるような国をつくらない、つくれないでおいて、何を言っているのか、と私は反論したいのです。その一方で、この伝統を拒否するということについては、まちがった伝統は拒否するが、本当の伝統はどんどんと受け入れるということでないといけないのではないか、そのように思っています。
冒頭の辻井喬さんの文です。私らに今、何ができるかと言えば何もできないのかもしれません。でもなすすべもなくこのまま見ているだけで本当にいいのでしょうか。
子供らのモラルが低下している、と総理はおっしゃたそうですが、もし仮にそうだとしても、子供は大人の姿をうつした鏡です。基本法に文言を並べたからそれらが解決するとは思えません。ただ管理のしやすい状態をつくる土台作りにしか見えないのですが。
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