やさしくひかる その2
「憲法と人権を考える集い」に行って来ました。
第一部の「身世打鈴-在日オモニの身上話」は、朴貞花著 砂子屋書房から出された、在日1世の女性が日々の喜怒哀楽を綴った同名の短歌集をもとに、新屋英子氏がご自身で脚本も書かれた一人芝居です。
舞台に登場されるなり満面の笑顔で、「アンニョンハシムニカ」とこちらに声をかけられました。時代はさかのぼり植民地化された韓国から日本に渡ってこられた頃へ、そして現在まで。
終始観客と対話しながら続く舞台は、ただお芝居を観ているのではなく、今、目の前のオモニと時間を共有しているような感覚になります。上演二千回記念公演のビデオとDVDが「有限会社クエール企画」(富田林市久野喜台2-18-1 tel0721-29-6633)から発売されているそうですが、機会があれば是非舞台でご覧になっていただきたいです。
第二部のパネルディスカッションは、コーディネーターの田中宏氏(龍谷大教授)が、京都弁護士会会長のご挨拶にあったように、20世紀はまさに地球規模の「戦争の世紀」、戦争こそ人権侵害ですと始められました。
そして新屋英子氏の他のパネリストである山内小夜子氏(僧侶・真宗大谷派教学研究所研究員)は台湾靖国訴訟について、嚴 敞俊(オム チャンジュン) 氏(立命館大学講師)は「東アジアの未来構想と我々の役割」というテーマで資料にそってお話されました。
質疑応答の際に「差別はいつまであったのでしょうか?」という問いに「今でもあります」と田中氏は在日コリアン無年金問題を例にあげられました。これについてもう少し詳しく書かれていたので、会場で販売されていた、岩波ブックレットの「在日コリアン権利宣言」田中宏 編を買いました。
お話を聞きながら、私が気になっていたのは、戦時中、16歳で軍属として働き「妙な優越感」をもっていらっしゃった新屋氏がどういうきっかけで、このようなお芝居を演じられるようになったかということです。
これについては、やはり会場で買った、「女優 新屋英子 私の履歴書」(解放出版社 新屋英子著)に書かれていました。
たくさんの内容です。少しずつでも記事に書けたらと思いますが、まず「歴史をとりもどそう」という山内氏の言葉と、「広島、長崎の原子爆弾による無差別大量殺戮の戦争体験が9条を支える心情としてあったことは疑いのないことです。しかし、この体験から、戦争一般を絶対悪とすることが、9条の歴史的意味であったとするのみでは、十分ではありません。(中略)戦争と軍隊の永久放棄とは、実は、アジアへの侵略戦争への反省と言う歴史的意味を持つものであったことはあまり語られてきませんでした。
今、9条を捨てようとする改憲の動きに対してアジアの人々が、不安と不信の目をむけつつあることは当然のことと言うべきです。9条の去就は、国際的な関心の課題であることを知る必要があります。」という弁護士会からの最後のご挨拶を、抜粋してご紹介させていただきます。
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Comments
いつも思うのは、交戦権を放棄もしておらず
核を放棄もしない、ひたすら軍備を拡張し
つづける中華人民共和国の首脳がなぜ
日本の軍備に注文をつけるのだろうか。
中国をのぞく多くのアジア諸国にとっての
脅威は日本ではなく、中国なのではないで
しょうか?中国をのぞくアジア諸国の不安と
不審の目は、むしろ中華人民共和国に
向けられているのではないでしょうか?
Posted by: 和田草子 | December 05, 2005 at 03:43
おはようございます、和田さん。コメントありがとうございます。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-8188-storytopic-3.html
この都知事発言もちょっと気になるところでしょうか。
お返事の続きは、昨日の配布資料の、内容の紹介で、したいなと思います。今日エントリーできたらしますね。
Posted by: winter-cosmos | December 05, 2005 at 07:28