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March 30, 2005

まとまりませんが。

 いただいたコメントのお返事のつもりで、私自身の事を話させていただくと、正直なところ今まで国旗・国歌に対して特別な感情は持っていませんでした。
 でも今、東京都で起きていることを聞きますと、単純にマナーの問題や、内心の自由と言う言葉では、かたずけられなく思います。
 一昨日の番組で紹介された学校の先生方は、最終的には全員起立されました。でも複雑な心中であったことは、そのあとの取材に対して書かれた手紙からもわかります。
 番組でも言われていましたとおり、日の丸・君が代については、人の数だけいろいろな考えがあるだろうと思います。
 今、まず考えるべきなのは、強制力を持たせるべきかどうかと言うことだと思いますが、あちこちのブログで書き込みがされていますのを見ましても、日の丸・君が代が国旗・国歌にふさわしいかと言うことが多く、中には過去の歴史に向き合うために日の丸・君が代であるべきだと言う考えも目にしました。

 京都市内には戦前からの古い家がたくさん残っています。子どものときに戸口に、「軍神の家」と書かれた小さなプレートのついた家を見つけ、母に尋ねたことがありました。
 そちらのお宅は、今の京大にあたる学校に通われていた息子さんがいらっしゃって、戦争中に特攻に行かれ亡くなられたんだと聞きました。
 もうその頃で四半世紀が経とうとしていたかと思いますが、ご夫妻にとって、どれだけ時が過ぎても戦後は続くように思えました。
 今まで、私自身もいろいろな場面で、日の丸に向かって起立して、国歌斉唱と言われれば、歌ってきました。
 でも、私が日の丸の小旗を振って、戦争へ息子を送り出すような直接体験をしていたとしたら、敬意をはらって向き合うことができるだろうかと考えます。

 私は式典に出席しておらず、詳しくは未確認なので、事例として話されるのはご遠慮願いたいのですが、この春公立高校を卒業した娘の場合は、事前に教職員の方が意志統一をされて、強制に反対の立場であることを文書にして、外で配布されたようです。そして国歌は録音されたものが流されたそうです。
 何事もなく卒業式を終えることができましたが、これは先生方が、幾度となく話し合いを重ねられた結果なのだ、と言うことを番組を見ながら娘と話しました。
 そしてこれを機に、自分たちがこれからはこの当たり前の暮らしを守っていく立場だ、と言うことも併せて理解して行ってくれることを思います。 
2005_03300006
 あと一息です。

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Comments

TBどうもありがとうございました。

日の丸と君が代に関しては、世論は二分している気がしますので、決着は付きにくい問題ですね。
ただ、私は自分のブログでも述べておりますが、東京都の卒業式問題は、きちんと2つに分けて考えなければ、ちょっとしたスパイラルに迷い込んでしまう気がします。

1つは、国旗・国歌の存在に、それらを式典に掲げる、斉唱する事の賛否。
もう1つは、日の丸と君が代が、それぞれ国旗・国歌に相応しいかの賛否。

各報道の論調や、当事者の教職員の意見を聞くと、どうも日の丸と君が代の問題に固執し過ぎて、肝心の卒業式(入学式)そのものの話が、見えてきません。

日の丸が国旗である事や、君が代が国歌である事に反対するのであれば、民主主義に則って、正しい手順で反対運動を起こし、自分達の代表者を国会に送り、市民活動を通じて世論に働きかけ、国会(国民)の支持を受けて変えるのであれば、私は支持します。

しかし、自分達の意見、主義が、なかなか受け容れられないので、入学式や卒業式をスケープゴートにしているようで、現在の形での反対や、主張は個人的には到底賛同出来ないのですね。

まあ、これも1つの意見ですけど。(笑)

Posted by: akinopapa | April 10, 2005 at 23:45

 こちらこそありがとうございます。整理されたコメントをいただきとても勉強になりました。
 私はまだわずかな情報の中でしか考えられていないので、理解不足なことばかりですが、都教委が何と言おうと、現に強制の実態はありますし、それに対しての意思表示は私らも必要だと思います。
 そのためにも現場の教職員の方々から広く知らせて、賛同を求めていっていただきたいとも思います。
 ただ式典の場で行動を起こされて、処分を受けられることになれば、結果的に抑圧を子どもらも感じることになるように思います。
 子どもらの指針となっていただく意味でも、別の手段で主張していただく事を私も望みます。 
 このような中で、今回の朝日へ投稿した少年のように、自分らを当事者として、考え、声をあげて発信してくれる存在が、一つの突破口となってくれることを期待します。

Posted by: winter-cosmos | April 11, 2005 at 14:27

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