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February 17, 2005

一人じゃない。

 今日の朝日新聞の読者の投稿欄に、大阪府の女性が「不育症」について書かれています。初めて聞く言葉です。
 「妊娠したのに途中で胎児が育たなくなり、3回以上流産を繰り返す状態」をさすそうです。「不育症の患者は、不妊症に比べ社会的な関心も低く、情報も不足しているので孤立しているように感じやすい。」とも書かれています。
 そして「検査や治療は専門的なものが多く、高額の費用が自己負担になる」そうです。

 以前、野田聖子さんの不妊症治療について書かれた「私は、産みたい」(新潮社)と言う本について、少し紹介させていただいたことがありました。
 公人としていつも人の視線にさらされている立場の人が、ずいぶん思い切ったことをされたなと言う単純な気持ちで、紹介させていただいたものでした。

 社会から見たら小数派になることは、他にもいろんなことが考えられます。以前の記事に書かせていただいたことがありますが、私の母も呼吸器が悪く、内部障害で認定をうけていました。内部障害と言っても、外に出るときは、酸素ボンベを持って出ていましたから、障害があることにまだ気がついていただけることもあったと思います。

 人のわからないところで不自由さを感じていても、実際にそれを伝えるのは難しいなと思うこともありました。自分の利益のために主張しているように思われると辛いですが、何かの形でこんな不自由さがあると言うことを知らせていくことは、決して「個別の問題」ではないと思っています。 

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Comments

■winter-cosmosさん、
今日たまたま友人が「こころの学校」と言う本を届けてくれました。
善光寺のお膝元ですから、ご住職が中心になって刊行している本の様です。
その刊頭に相田みつをさんの一節が紹介されていました。

「外灯というのは 人のために つけるんだよ
    わたしはどれだけ 外灯をつけられるだろうか 」

不自由さを不自由と感じさせない社会、そんな社会が一日も早く
訪れるように一人一人が声を出すことが一歩ではないでしょうか。

Posted by: 散歩道 | February 17, 2005 at 16:51

散歩道さん、ありがとうございます。とてもいい詩ですね。
難しく考えることないんですよね。自分の守備範囲のことを、自分の言葉で伝えればいいんだと思いました。

Posted by: winter-cosmos | February 17, 2005 at 17:30

古い友人がそうでした。
話してくれた頃はもう、淡々としていましたが、ただ「普通じゃないってつらい」と。
「普通」ってとてもあり難いことなんだと分かるのはそうじゃない状況になったときなんですよね。
それぞれの立場を少しでもわかりあえば・・ほんとに色々よくなると思います。

Posted by: owl | February 17, 2005 at 18:09

 普通じゃない状況を受け入れるだけでも、大変な努力をされただろうなと思います。
 私も近い(近くないかな?)体験をしたときに、えーそんなことほんとにあるの、と言われて辛かったことがありました。
 でもみんな当たり前のことばかりじゃないんですね。年を重ねて色々経験してわかっていくのかも知れませんけど。
 

Posted by: winter-cosmos | February 17, 2005 at 21:16

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