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November 14, 2004

想像してください「おかの むこうは ひかる うみ むぎばたけ」

 私が絵本に興味を持つようになったのは、学生の時に谷内こうたさんのかぜのふくひは(至光社)と言う美しい絵本を、プレゼントされた事からです。
 友人に「絵本の専門店があるよ」と教えてもらい、早速行きました。そこで見つけた本が、福音館の松井直さんのお書きになられた絵本とは何か(日本エディタースクール出版部)です。
 ページをめくると「本を読むことは字を読むことではありません。」と書かれていました。その言葉に引き寄せられるように、読み進めていきました。

 少し紹介させていただきますと「絵本はまだじゅうぶんに発達していない子供の想像力を補い、豊かにするのに大きな役割をもっています。そこで問題になるのは、絵本の質です。子供は絵本のさし絵の反映として、自分のイメージを作り上げます。子供は絵本のさし絵をみながら、自分の心の中に、さし絵をてがかりにしたイメージを描きます。したがって、子供が見るさし絵の質により、子供が描くイメージの質も当然影響をうけます。もしさし絵がとても質のよい、芸術的にもすぐれたものであれば、子供の心の中に描かれるイメージもよいものとなるでしょう。その反対であれば、まずしいイメージしか持てないことになります。こうしたことの繰り返しが、子供の想像力の質を決定してゆきます。二流、三流の質の、類型化したイメージの刺激にならされてきた子供は、そういうイメージで想像を働かせ、ものを見ても、そういうイメージでしか受け止められなくなってしまいます。一冊の本を読んでも、そこにより豊かな世界を発見するか、ほんのわずかなものしかくみとれないかは、読み手の想像力いかんです。その出発点の重要な一つが絵本にあるわけです。
 小学校へいってからでは、読書の問題はほんとうはおそいので、幼児期に豊かな想像力を身につけていることが、読書力のかぎです。読書のかぎはよい絵本の中にあります。」

 書店で児童書のコーナーが、縮小されるのを見ると、寂しくなります。
 2005_04030005
2005.4.3 画像を追加しました。

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Comments

コメントありがとうございます。
絵本コーナーは縮小されているのですか?
最近は児童書コーナーにあまり行かないので気付きませんでした。
ジュゲムは最近重いですね。
最近更新さぼり気味ですいません。

Posted by: しろうさぎ | December 26, 2004 20:34

 某大手書店で無くなったところがあって、嘘でしょ???と思った事がありました。
 これは児童書だけの事ではないでしょうけど。
 専門書中心の書店とか、気がついたら無くなってたり。もちろん頑張ってらっしゃるところもありますけど。

Posted by: winter-cosmos | December 26, 2004 20:47

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